この歳になって、自分より年下の先生や若い先生と接していて、子どもとの関わり方を知識として知らない人が多いなぁと思います。それもこれも、適切な子どもとの関わり方が定説化されず、高等教育でもきちんと指導されていないからだと思います。

しかし、これまで37年間子ども達と接してきて、いろいろな文献を実践にうつしてきた私としては、ある程度定説化したり、一般化できる技術があるのではないかと考えています。

それを今、このブログでも、「言葉が変われば子どもが変わる」というタグで紹介しています。興味のある方は、そちらをご覧ください。また、これらをまとめたものが出版、あるいは電子書籍として上梓できればと考えています。

それはさておき、子どもと接するときにとりあえずこれだけは、ということがあります。

子どもと接する場面は、さまざまです。子どもの行動の肯定的な場面で、それをほめたり認めたりする場面。逆に、子どものよくない行動に直面し、それに対応する場面。

前者よりは後者の方で、これだけはという関わり方があるのです。それは、

「質問しない」

です。 

「なぜ?」は禁句です。というのも、そう聞かれると、子どもや聞かれた方は、叱られているように感じてしまうからです。他にも、よく似た「どうして?」や、5W1H的な「いつ?」「どこで?」「誰と?」などもダメなのです。

では、問いたださずにどのように、子どもがしたことやその理由を聞けばいいのでしょうか。

それは、共感的に言葉がけたり、独り言のように発したりするということなのです。

そうすることで、子ども達が自ら行為の理由や本音を自ら語ってくれます。

子どもとの接し方や関わり方で、悩んだりどうしていいか分からなくなったりしている大人は、ぜひ、この「質問しない」という方法に取り組んでほしいと思います。それだけで、子どもの反応は全く異なってきます。
 
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