バンコク 眠らないラウンジから我慢の杭州

 

約1時間半で、車はバンコク・スワナプーム国際空港に到着。

チップをはずむ。夜中に大変ですからね、運転手さん。

中国国際航空のチェックインまで、30分ほど待たされる。結構な長い列が

できていて、そこに並んでいると、一人、中国人のおっさんが、何食わぬ顔で

横入り。よっぽど怒鳴りつけてやろうかと思ったけど、あまりの図々しさに、逆に

あっけにとられる。こういう輩がいるうちは、まだまだ悪評は減らないでしょうね。

若い中国人の皆さんは、ルールやマナーを守って旅してる人がたくさんいるのに。

良くないです。

 

チェックイン。

荷物は一度、杭州でピックアップしなければならないらしい。

ついでに、飛行機のチェックイン自体も、杭州で再度しなければならないということ。

通常経由便の場合、同じスターアライアンスの航空会社乗り継ぎならば、

荷物もチケットもスルーでチェックインできるのに、

これまでの経験からも、中国経由の場合は、このパターンが多い。

まぁ、今日は杭州での乗り継ぎ時間が6時間近くあるので、

外にでれないとなれば、それはそれで退屈かもしれないので、良しとします。

チェックインを済ませると、そのまま即出国。

この空港で唯一24時間営業しているというラウンジに向かいます。

 

 

 

 

昼間のラウンジもありがたいですが、この時間のラウンジは特にありがたい。

てか、やっぱりここでも、何ご飯かわからない食事を、結構な量いただく。

 

 

食べまくり、飲みまくり。・・・これ、絶対に太ってるな、俺。

 

ラウンジのおかげで、まったく苦痛なく、フライトまでの時間が過ごせ、

時間になったので、ゲートへ。

優先搭乗の恩恵を受け、無事飛行機に乗り込みます。

 

・・・ってか、いつから飛行機の中で、離陸時電波を発する電子機器の使用が

OKになったんでしたっけ?

いつまでたっても電源をOFFにしない中国人のみなさん。

フライトの選択を誤ったなぁ・・・と、本気で後悔します。

 

飛行中は爆睡。でも、機内食の時間になって起こされる。

機内食は2種類のうちからの選択ができたのですが、CAの話す言葉が、

おそらく英語なのですが、理解できません。

寝ぼけていたのもあるのかもしれませんが、とにかく聞き取れません。

面倒くさいので、「あなたのお勧めをください」と注文。

 

出てきたのがこちら。

 

 

おかゆ・・・だね、多分。

まったく食べる気が起きなかったので(てか、ラウンジですでに食い過ぎです)

そのまま返却しました。

 

 

そんなこんなで、気づけばあっという間に杭州到着です。

 

先ほども書いたとおり、ここ杭州では荷物を受け取り、再度チェックイン

しなければなりません。

入国審査の際のセキュリティーチェックで、荷物を開けさせられます。

大量のぞうさんのキーホルダーがひっかかりました。笑

事情を説明したら、無罪放免となりましたが、このセキュリティーチェックって、

ひっかかると、本当にブルーな気分になります。

まぁ、仕方ないですが。

 

外に出て一服。

 

 

そうだ、バンコクで中国路線に乗るってことで、ライター取り上げられたのでした。

その場にいた人にライターを借ります。めんどくさい。

 

次のフライトの時刻は13:50。チェックイン開始は11:50だそう。

暇だぁ~。

何をするにも、とりあえず「中国元」がないと始まりません。

とりあえずタイの500B札を1枚、両替所で中国元に換えてもらいます。

ん?なんか、すっごく損してないか?

500Bは日本円にして1811円

1811円を中国元にすると、114.48元になるはずです。

(ちなみにこのレートは1/11現在のものですが、当日も大差なかったはず)

なのに、受け取った中国元は70元。

70元をさっきのレートで円にしてみると、1107円。

800円ほど消えてしまった計算になります。

レートが非常に悪い気がします。いや、気がしますじゃないですね。非常に悪いです。

ってか、悪いどころか、詐欺の域に入ってる気が・・・。

ネットで調べたら、中国は空港の両替所、非常に悪いみたいですね。

まぁ、とりあえず元を手にしたかったので、仕方ないです。

 

ちょっと気になってた、焼き小籠包らしい食べ物を購入。

 

 

ん?なんか、冷たいぞ。

それに、なんか、うまくないぞ。

・・・横浜中華街で食べられるヤツの方が、100倍うまい気がします。

ま、本場で食べたって事実が大切です。多分。

 

空港の待合ロビーに、大量のマッサージチェアが並んでます。

 

 

多分無料。でも、どうしたらマッサージ受けられるのかがよくわかりません。

 

杭州の空港は、そもそもが地方空港なので、それほどトランジット客が楽しめるような

施設はなく、しかも、国際線ターミナルより国内線ターミナルの方が充実しているらしい。

だったら・・・ってことで、国内線ターミナルの方にも行ってみますが、

若干お土産屋や飲食店が多いだけで、取り立てて興味を引く物もナシ。

必然、ひたすらにチェックインの時刻を待ち、

ようやくチェックイン可能な時間になったので、チェックイン。

出国手続きをし、つかの間の中国滞在とはお別れです。

 

杭州ラウンジから成田へ

 

さっそく杭州空港のラウンジを初体験します。

 

 

なんて言うんだろう・・・。場所の普通の出発フロアから1階分上のフロアにあり、

出発フロアは吹き抜けた状態になるので、

言ってみれば、ロフトみたいな状態のラウンジ。

あまり外の世界と隔離された雰囲気ではありません。

 

 

 

食事物、飲み物も、文句言うほどではないですが、

別に、「食べなくてもいっかぁ・・・」程度の内容。

いや、いや、いや、自分的には非常に幸いです。なにせ食べ過ぎてますので。

写真撮り忘れましたが、唯一、蒸しパンのような食べ物はおいしかったです。

 

事前に仕入れていた情報では、杭州の空港内には喫煙所があるということでした。

でも、ないです。

と言うか、自分が乗る飛行機のゲート近くには、喫煙所がかつてあったであろう

場所は確認できるのですが、思いっきり閉鎖されています。

いや、分かってますよ。喫煙は「悪」なんですよね。

人に迷惑もかけますし、できれば喫煙なんかしない方がよいのでしょう。

でも、我々スモーカー、かなりの高額納税者ですよ。

喫煙による税収がある日突然全くなくなったら、絶対他の税にしわ寄せがいくはずです。

消費税が2%上がるだけで大騒ぎするくせに、タバコの税金なんて、

いくらでも上げられると思ってるようですからね、お上のみなさまは。

わかってます。「悪」なんです。

でも、悪だ悪だと邪険にされつつも、なんだか都合のいい必要悪にされている

気がしてなりません。

本気なんだったら、タバコの値段、2000円くらいにしてみればいいんです。

どれだけ税収減るのか、実感すればいい。

・・・ま、いいです。いずれにしても、世界的にスモーカーは肩身が狭いです。

 

ってことで、文句言ってる間に飛行機の時間になりました。

 

 

ゲートに向かいます。

 

 

いよいよ本気で最後のフライトです。

今回ANAを、往路の成田~プノンペンと、復路の杭州~成田で使いましたが、

どちらの便でも、いったい目的地まで何時間なのかが、

よくわからない状況に。

なぜなら、シートについているテレビに表示された「出発地時刻」「到着地時刻」、

CAの方のアナウンスによる「現地の時刻」が、かならずどれか1つ間違ってる

気がして、なかなか時計を合わせられずにいました。

本当に間違いがあったのか、それとも寝ぼけまくっているSimが単に勘違いしているのか

実際の所はわからなかったのですが。

 

このフライトは、多分、3時間だったはずです。

 

機内食出ました。

 

 

何ご飯だったのかは、わかりません。

 

雲が多くて、あまり景色は楽しめませんでしたが、

ほぼ寝ているので、あまり関係ないか・・・。

 

ANAのNH930便は、定刻より少し遅れて、成田国際空港第1ターミナルに

到着しました。

 

さて、飛行機から降りると、今日のこの便はボーディングブリッジではなく、

バスでターミナルまで移動です。

実は、この後、Sim、結構急いで動かなければならないのです。

飛行機の成田到着が予定では17:50でした。

そして、成田からSimの車の置いてある営業所まで行くバスの時間が18:50。

予定上では1時間でしたが、実際飛行機が少し遅れたので、

50分ほどしかありません。

このバスに乗り遅れても、次の最終に乗れば、ちゃんとたどり着けるのですが、

最終の出発までは、さらに1時間待たなくてはならず、しかも、営業所到着は

日付が変わるほんの少し前の時刻になる予定。

明日は朝から仕事が入っていますので、できれば予定のバスに乗りたいわけです。

 

飛行機からのバスがターミナルに到着すると、我先にとバスを降り、急ぎ足で

ターミナルの中へ。

イミグレーションは自動化されていますので、パスポートをかざして通過。

荷物もSFC特典により、最初に出てきてくれるので助かります。

税関もノーチェックで通してもらえ、バスチケットを買いに走ります。

チケットを買いながら、係員に質問。

「今日のこの便は混んでますか?荷物2つ預けられる?」

Simが乗ろうとしているエアポートバスは、原則大きな荷物は1つしか預かって

くれません。ただし、乗客がそれほど多くなく、荷物入れにに余裕があれば

積んでもらえるという話を、以前に聞いたことがあるのです。

Simは今日、スーツケースを2つ持っています。

普段だと、たいてい空港から宅配便で大きな荷物は送ってしまうのですが、

今日はせっかく車があるので、

2つとも持って帰りたいところなのです。

でも、バスが満席で、荷物2つが許容されないようなら、急いで1つ、宅配便で

送る手続きをしなくてはなりません。

係員の男性が

「う~ん、今日は今の時点で27席あいてますから、多分大丈夫だと思いますよ」

と言ってくれたので、宅配便はやめました。

改めて考えて見ると、

初日の旅日記に書いたとおり、バスの営業所にとめてある車の駐車料金は

8日間で4000円。

もし車がなかったとしたら、自宅から駅のバス乗り場までの、タクシー料金およそ

往復3000円。宅急便の荷物2つで、およそ4000円。

・・・駐車料金4000円って、決して高くないです。

今後同じくらいの日数なら、駐車場を使うことにします。

 

ってことで、無事バスで乗り場で荷物を、なんのおとがめもなく2つ預かってもらえ

Simは自分の街へと向かう、リムジンバスに乗車できたのでした。

 

これで、8日間の旅日記は終了です。

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。