先日、高校の時の同級生がテレビに出演したとの情報が流れてきまして。
テレビなんてものは、次男くんが不在の時ではないと集中して見られないので、長男くんに頼んで録画してもらったものを、昨日のうちに見ることができました。
この二十年、子育てに追われて、すっかりテレビを見る習慣がなくなってしまったので、私は録画の仕方もわかりません(笑)
テレビのチャンネルが5つ6つなんてカワイイ数ではなくなっていることにも、昨日初めて知りました!
・・なんて、まさかのリアル浦島伝説はココだけのナイショにしててください(笑)
そんなわけで録画を見たわけです。
操作担当の長男くんも一緒にね。
動いている彼をウン十年ぶりに目にしたわけですが、オジサンになったというより、マイルドになったなーという印象。
柔らかで落ち着いた口調で語るのは、自分の黒歴史ともいえる、過去の失敗エピソード。
高校時代の彼が鮮明に記憶に残りすぎていて、なんだか知らない人のよう…なんだけど、もともとの彼本来はこんな人ではなかったかと、なんとなく中学時代までおぼろげに記憶をたどってみたり。(笑)
そうでないと、そもそもからして、私との接点なんてありえないよな。
そんな懐かしさを心に抱きながら、本日は長男くんと市役所の障害福祉課へ。
療育手帳の最後の更新が近いので、ケースワーカーさんとの面談に行ってきました。
面談の中、本人もですが、母も成育歴を聞かれます。
「診断を受けた経緯は?」
「療育手帳を取得した経緯は?」
長男くんの場合、ボーダーの限界でもあるB2-2(神奈川県でしか手帳取得を認められないレベル)なので、余計に取得の経緯が気になるみたいで。
自分の過去の記憶をたどりながら、ひとつひとつの経緯を語らせてもらいました。
このあたりは、過去の数年にわたるブログのおかげで、今でもしっかりと記憶に残っております。
語りながら、客観的に自分とこの子の歴史を振り返ってみれば。
なんという戦い続けた人生よ!
この二十年近く、ドラマチックな経験が続けざまに起きて、学生時代の自分とは似ても似つかぬ今の姿になってしまったのは、彼だけではなく、自分もそうなんだな、と。
同じ教室で机を並べて、どうでもいいことや、まだ見ぬ高校生活について語り合ってた中学時代からしたら、こんなに大きな距離があいてしまった人生だけれども。
「ま、いろいろありましたけど。
今となったらすべては結果オーライだったということ、で」
ケースワーカーさんに、今日、自分が笑顔でそう告げることができたように、彼もいろんな思いを抱えながらも自分の力で昇華させてきたのだろうな、と、不思議な共感を感じました。
本人には直接会っていないのだけれど。
テレビ画面を通じて、一方的に元気をもらってしまったかな。
…やっぱり、すごい人だわ(笑)