一昨日の二次障害をテーマとした勉強会で示されたキーワード。
『快:不快=7:3』
まるで何かの呪文のように、繰り返し繰り返し、ずっと頭の中でリフレインされております。(笑)
さきほど、コトバンクで検索してみました。
あらためまして、快・不快については、このような表記となっております。
『感情を構成する主要な要素。
好悪次元の両極に位置する。
快はそれに対する接近傾向ないし持続欲求を,不快は退避傾向ないし終結欲求を伴う。』
(コトバンクより引用)
こうやって言葉にして示されると、そりゃあ「快」状態のときに集中力を発揮したり指示も入りやすいというのも、わかるというものです。
「もっとやりたい」という気持ちになるということですから。
「不快」状態のときには、逃げたり終わりにしたいという気持ちでいっぱいになる、つまり、反発心しか出てこない、ということで。
こんな状態の中、何かを身につけさせようとするのは、かなり難しいというか、ほとんど不可能!?
この「不快」な気持ちを「快」に転換する方法がキーポイントになるわけなんですが。
この快・不快=7:3は、子供たち本人だけではなく、支援者である大人にも当てはまることなんだそうです。
ううん、そればかりか、すべての人に当てはまる、まさに黄金比率!!
でも。
大人なんて特に、誰かが自分の不快を快に転換させてくれるというわけでもないので、ここでテクニックとして出てくるのが、自分自身の思考を転換させるリフレーミングなのかな、と、思いました。
私の長男くんの育児に対するリフレーミング
「今までの常識やセオリーは通用しない、難しい育児」
は、
「まさにリアルRPGで、オリジナル手法を問われるだけに、そこにゲーム性を感じて楽しいかも」
次男くんの育児に対するリフレーミング
「言葉がない上に、まさにあらゆる自閉特性のデパート状態で、異星人のごとき難しさ」
は、
「自分で徐々に勉強を重ねていったり、学校の先生を始めとする多くの支援者さんからの見立てにヒントをもらったり、先輩のお母さんたちからの話をもとに解析していくと、少しずつ謎が解けていって、なんとなくこの子なりの論理的な部分が見えてきた」
という、まるで気分は親というより研究者(笑)
学術的興味が満たされる、という意味では、面白さを感じたりしてます。
辛い育児の中といわれる中にも、しっかり「快」の部分をキープできているから、今の自分があるんだなーと。
これだって、何年か前に身に付けたリフレーミングという技を知らなければ、出てこない答え。
私のようなタイプは、自分を「快」の状態に持って行くためにも、知識や情報は必要なのですネ