もちろんある程度の覚悟はしてましたよ。

でもこんなに早くその時がやって来るとは...。

 

8月、真夏の夜のことでした。

 

突如エンジンから破裂音がして火が消え、

CB250エクスポートは

それっきりウンともスンとも

言わなくなってしまったのです。

 

はいレッカー車到着う〜。

 

 

チーン。合掌。

 

 

そのままいつものバイク屋さん

(これを買ったお店じゃなくて)に緊急入院。

 

後日、診断結果を聞きに行くと...。

 

 

ななんと、カムチェーンがブチ切れていたのです!

 

うひゃー!

 

 

断裂箇所。

 

 

スゴいですよね。

鋼鉄がこんなにビローンて伸びちゃうんですねえ(汗)

 

バイク屋さんいわく、

カムチェーンを交換するコトは普通に出来るそうなんです。

 

でもエンジン内部のチェーンが

砕け散ったワケですから、

ヘッドカバーとクランクケース開けて

カムチェーンだけ交換してハイ終わり、

ってワケにはいきませんよねえやっぱし。

 

正攻法としてはエンジン下ろして分解して、

内部に残存してるかもしれない

鉄片なんかをくまなく探し出して

ちゃんとキレイにしてからじゃないと。

 

もし走ってる最中ギアに何かが噛みつきでもしたら、

それこそ取り返しのつかない事態になっちゃいますからねえ。

 

でもそうなるとですね、

バルブクリアランスがぜんぜんダメだとか、

ピストンリングもスカスカですねえとか、

クランクシャフトはガタガタですよだったり、

とーぜんカムもギアも全部すり減ってるでしょうから。

 

つまり、エンジン開けたりなんかしたら、

あらゆるパーツの不具合が

一気に白日の元にさらされるワケです。

 

じゃあそれをそのまま見なかったことにして、

カムチェーンだけ交換して

そっとエンジンを元に戻すのか。

 

それとも、徹底的にパーツ交換してレストアするのか。

 

そもそもその膨大なパーツをどうやって調達するのか。

 

第一、そんなコトしたら

いったい金額と時間がどれだけかかるのか。

 

それ以前に(ひとりでやってる)バイク屋さんが、

そんな(超メンドクサイ)仕事を引き受けてくれるのか。

 

(あ。表情から察するに絶対ムリ)

 

......。

 

うん。なるほど。

 

そっか!コレが旧車バイクに乗るとゆーことなのか!

 

そのバイク屋さんがおっしゃるにはですね。

 

「小堀さん、旧車ってのはね、

日曜日にバイクが集まる道の駅に行くためのモノなんですよ。

駐車場に停めて、スマホで写真撮りあったりするためのモノなんです」

 

けだし名言。

 

薄々感じてはいましたが、

ボクみたいに遠出したりする人間には、

そもそもが不向きであったとゆーワケなんですねえ。

 

結論。

 

CB250エクスポートと、

これまたほとんど実用的価値のなかった

ダックス50の2台を放出することにいたしました。

 

さよならホンダ旧車コンビ!

 

 

前述のバイク屋さんが

ボクの意を汲んで高額で引き取ってくださったんで、

次なる1台に乗り換えることができたのです。

 

続きはまた!