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- 「毎日、パパと一緒に…練習~~。」
- 麻友、初出勤から3日目。看護師たちも医師たちも、「やる。」「おほほほほほほ。」「出来ますね~~。」「こりゃ、たいしたもんだ。」そして…。こちらでは…。ヨシカワ音楽教室の眞鍋睦美。今迄数回の高井戸家への仕事帰りの訪問で。…しかも、毎日、これと言って個人的な内容のラインではないもの…
THMIS mama お洒落の小部屋2 -
- 芙美花、「だから、私の勝手な想像なんだけど~~。」
- 高井戸家で。芙美花、椅子に座ってコーヒーを飲みながら、ソファに座って雑誌を見ている父に、「おとうさん。」芙美花に耀司、「ん~~~???」「結局の話し。私の勝手な想像なんだけど~~。」耀司、その声に、「ふん。」 「こういうのも、良いよね。」耀司、「うん…???」「つまりはさぁ~~…
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- 「眞鍋のお姉ちゃん、絵、上手~~~。」
- そして…。麻沙美、睦美の描いた絵に、「眞鍋のお姉ちゃん、絵、上手~~~。凄~~い。ねぇ、ママ~~。」汐梨、料理をしながら、「ん~~~???」麻沙美、スケッチブックを持って母親に。「ほら~~。」絵を見て汐梨、「へぇ~~~。うんうんうん。凄~~い。」そして睦美を見て、「睦美さん、絵…
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- 瞬間、汐梨、「ほ~~ら、見ろ。図星~~。」
- 汐梨、耀司に、「いやいやいや。いないって…。」耀司、コーヒーを飲みながら汐梨を見て、「ふん。独身。」途端に汐梨、「はい…???」芙美花、「……。」汐梨、瞬きして、「いや。いやいやいやいや。45歳にして独身。…で、義姉さんに似てる。…って。」そこまで言って汐梨、耀司を見て、「まさ…
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- 汐梨。「マヨネーズひとつ、買うだけに、何やってんだか。」
- 耀司、マイバッグを自転車のカゴに。その後ろで、車のクラクション。宮前、窓を開けて、「じゃあね~~。」右手をヒラヒラと。耀司、ニッコリと、左手を高く。車はスーパーの駐車場を…。耀司、「いやいやいや。まさか、ここで師長に会う~~???」首を傾げて。「あり得ねぇだろ。」そこまで言って…
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- 宮前、「はは。思わず、こんなところで長話。」
- 「な~~んてね。」宮前。子供連れの夫婦が耀司の後ろから。宮前、耀司に、「あっと、耀司。後ろ。」狭い通路。3人共に、子連れを通すように。宮前、「はは。思わず、こんなところで長話。」耀司もその声に、「は。ははははは。」「あ、でも、芙美花、今、高2。」耀司、その声にコクリと、「え、え…
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- 宮前、「お蔭様で、45になっても、未だに、ひとり。」
- 「…って言うか、会社は…???」宮前。耀司、「あ~~。今、ウチ、リモートに切り替えて~~。」「あ。そうだ~~。確かに。コロナで。」「えぇ。」「だよね~~。じゃなかったら、この時間、こんなとこには。」耀司、またまた照れながらも、「えぇ。」そして耀司。「えっ…???…師長、従妹の転…
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- その女性を見た瞬間に耀司、「祐里子っ!!!」
- そして…。高井戸家の玄関のチャイムが…。リビングで雑誌を見ている芙美花。キッチンでは汐梨。「あ、睦美さんだ。芙美花~~。」芙美花、その声に、目を真ん丸に、「うんうんうん。」そしてモニターに。「は~~い。開いてま~~す。」すぐさま玄関に。ドアを開けて睦美、芙美花に、「こんにちは~…
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- 「へぇ~~~。子供たちによるクリスマス合唱団。」
- そして…。期末テスト。千愛、詩乃、「終わった~~~~。」芙美花、「だ~~ねぇ~~。」景織子、「さ~~てと~~。何か、食べて帰ろう~~。」その声に3人、「了解~~。」近くのファーストフードのイートインで…。詩乃、「あ~~~。とにかく今回は助かった~~。」芙美花、「ははははは。お姉…
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- 「睦美さんの事、大切にしてよね。」
- 夜の7時、芙美花、帰宅。「えっ…???…今日も、睦美さん、来たんだ~~。」耀司、「あ~~、うん。まっ。ヨシカワも近いし。」「へぇ~~~。…じゃあ、これからしょっちゅう、ウチに来てくれる。」そこまで言って芙美花。父に、「な~~んてね。」その声に耀司、「ん~~。まっ。それは…、分か…
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- この兼高悠月、音楽教師。吹奏楽顧問。
- 「いいぇ~~。」清水。「兼高先生、だからこその偉業ですよ~~~博楼高校吹奏楽~~。数々のコンクールでも凄い栄誉。職員室前の廊下のトロフィや楯。表彰状。生徒たちの心、捉えてますから~~、音楽で~~。しかも、アレンジまで評価されてるんですから~~。」ピアノの椅子に座っている兼高に。…
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- 「うんうんうん。気軽に来てくれて大歓迎~~。」
- 汐梨、そんな睦美に、「うんうんうん。気軽に来てくれて大歓迎~~。ただ。芙美花は、今、期末の準備で。毎晩、友達の家で勉強だから、結構遅くなっちゃうけどね~~。私も芙美花とは会わずに家に帰っちゃうから~~。」その声に睦美、「そうなんですね~~。」耀司、仕事の合間、だろうか、リビング…
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- 「先生に相談した。」
- 「…って言うか、期末、テスト。それ以前に、私としては、気になっちゃうよ。おとうさんと睦美さん。…これから、付き合うってなって…。…けど…。おとうさんの事だから、これからどうやってって。」芙美花。その話に耀司、申し訳なさそうに、「う、うん。…悪いって、思ってる。」芙美花、「私ね。…
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- 「おばちゃんにさ。睦美さんの事。後押ししてもらおうよ。」
- そして…。ふたり、共に、「いただきます。」芙美花、「うんうんうん。さすがはおばちゃん、ナイス。…でね、おとうさん。」耀司、一口。「アチ。お~~~。」そして、芙美花に、「うん…???」「おばちゃんにさ。睦美さんの事。後押ししてもらおうよ。」耀司、右目を歪めて、芙美花に、「は、あ……
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- 「おばちゃんがいるんです。おとうさんの妹。」
- 「まっ。確かに。」清水。「お見合いでも、お互いにギクシャクしながらも、辻褄の合わない話でも~~。ファーストインプレッションで~~、何とか、連絡、取れて~~。めでたくゴールイン。な~~んて、言うのがある種のお見合いの醍醐味、なんだけど~~。」そこまで言って清水。「…っと、言うか、…
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- 「…で…???…相談事って…???」清水。
- 「…で…???…相談事って…???」清水。「今、期末の時期だから、勉強に集中してもらいたいからね~~。」畏まりながらも芙美花、清水に、「実は…。」芙美花の話を聞きながらに清水、「ふ~~ん~~。そっか~~。」そして清水、芙美花に姿勢を正して、「とにかく。おとうさん、良かったじゃな…
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- 3人揃って、「イケオジ~~~。」
- 瞬間、景織子、廊下に聞こえるように、「なんでもな~~い。」ドアの外から、「階段まで来たら、凄い声が聞こえて来たから~~。勉強、お疲れ様~~。」景織子、「おばあちゃん。」千愛、詩乃、まだ口に両手を。芙美花、唇を口の中に。そして…。千愛、「いやいやいや。そりゃないでしょ。幾ら何でも…
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- 「おとうさんが~~。ある人と付き合う事になりました。」
- その声に睦美、バセットの頭を撫でて、立ち上がり、木守に、お辞儀をするように、「はい。分かりました。」バセット、自分から立ち去る女性を見ながら、「クゥ~~ン。」睦美、席に戻るように、「あ、でも…。高井戸さん、私からそんな、ラインやら電話やら。」すぐさま汐梨、顔を左右に、「全~~ん…
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- 「この、でくの坊、全く女性をデートに誘った事のない人間だから。」
- 「…って事は、何…???」汐梨、睦美に。「この事って、もしかして…。晄史さんや誓さん。」睦美、笑顔で、「はい。知ってます。話しました。」途端に汐梨、「ははは。ホント~~。」耀司、「うそ。」汐梨、耀司に、右手を、「何言ってんの~~。兄さんだって私に話したでしょ。と~~っくに芙美花…
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- 「睦美さん、かなりバセットから気に入られたみたい。」
- 汐梨、後ろに睦美と。リビングに。汐梨、「兄さ~~ん。睦美さ~~ん。」睦美に、「今、部屋で仕事、してる。」睦美、その声にコクリと。いきなり麻沙美、眞鍋を見て、びっくりして起き上がって、「眞鍋のお姉ちゃん。」立ち上がって眞鍋に。バセットも起き上がり、スタスタと女性の下に。女性にじゃ…
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- 「好きな人、出来ちゃった~~~、とか…???」
- 休憩から戻った眞鍋に珠里、「眞鍋さん、何かあった…???」その声に睦美、目をパチクリと、「えっ…???…あ。ははは。…いえいえいえ。別に…、何も…。」思わず僅かに赤面に。珠里、そんな眞鍋を見て、「そぅお~~。何かしら、いつもとちょっと…、雰囲気、変わった…???…かな…???」…
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- 「事務局の、ある種の裏話になってま~~~す。」
- 椅子に深く。そして背もたれに右肘を。そして頬杖。右脚に左脚を組んで空を見る汐梨。そして…。時折、チラリと耀司に流し目をしながらも…。バセットはいつも通りにサッシから外を…。麻沙美、動物図鑑を見ながらに、「はは。これ、バセット~~。」図鑑の中のバセットバウンドに指差してバセットに…
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- 「今度は、その逆をやればいい。」
- 「…って…。でもさ~~あ~。こうなった手前。…って言うか~~。」耀司。椅子に座ったままで、頬杖を就くように。そしてぷ~垂れた顔をして。そんな耀司を見て汐梨。「何よ。」「これから、どうすりゃいいんだよ~~って話~~。芙美花にも朝、話したけどさ~~。」その話に汐梨、目をパチクリと。…
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- 芙美花、目を丸く、「えっ…???…って言うか、どうやれば…って。」
- 芙美花、目を丸く、「えっ…???…って言うか、どうやれば…って。」耀司、正直に…、嬉しい。けれども、昨夜は眠りながら、頭の中で、「…これから、どうやれば…。」頭の中には祐里子との事が…。けれども、実際、祐里子の時は祐里子が完全に耀司をリード。耀司は祐里子の言うかがまま。するがま…
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- 睦美、「お付き合い…、しましょう…。」
- 睦美、料理の載ったお皿をテーブルに。「昨夜ね。」視線は料理のお皿。配りながら、「高井戸さんからラインあった。」僅かに頬を赤らめて。瞬間、晄史、「おっ。」誓も、「うわっ。」暁美、まだキッチンで睦美を見ながら。睦美、お皿を配り終わって、「お付き合い。」晄史、ニッコリと、「やたっ。」…
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- 「隠れたベストセラーかな~~。」
- 芙美花、勉強中に、「うん…???…何、今の…???…おとうさん…???」そして芙美花、階段を。父の部屋のドアをノック。「おとうさん…???」その声に耀司、まだ通話で話し中。「あっ、ちょっと待って。」そしてドアに、「あ~~。ごめん。何でもない。仕事~~。」その声に芙美花、顔を傾げ…
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- 頭の中で。そして、「よ…う…じ…、さん。」
- 「ヨ~~シ、バセット~~。散歩行こう~~。」耀司。麻沙美、いきなりバセットから起き上がって、「麻沙美も行く~~。」耀司、「はははは。うん。」そして…。ご近所さん、高井戸の姿を見て、「あら~~。久し振り~~。バセット~~。麻沙美ちゃん、こんにちは~~。」バセット、そんなご近所さん…
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- 汐梨、「へっ…???…ヨシカワに…???」
- 奈織、そんな彩未に眉間を皺にして、「な~~に言ってんだか~~。恋愛、現在進行形の25歳が~~。」ぷ~~たれた顔をして奈織。「な~~んだけど~~。」彩未の頭に右人差し指でツン。「早く、結婚しちゃえ~~。みんな、招待状、待ってんだから~~。」そんな奈織と彩未にみなニコニコと。彩未、…
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- 奈織、「あ。でも、どうして高井戸さんが…???」
- そして…。席から立ち上がる耀司。生野、事務局の方を見て、「眞鍋さ~~ん。」事務局員が眞鍋に顔を。睦美、「あ、は~~い。」生野、眞鍋に招き猫。そして、耀司に向かってお辞儀をしながら。事務局員、それぞれが…。「良かった~~。パソコン復活~~。」「うんうんうん。」「ヨシ。これでまた、…
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- みな口々に、「凄っ。まるでドラマか映画。」
- 「では。」耀司、生野のパソコンから。2人、3人と、生野の席に。…けれども、みな、高井戸が何をどうしているのかさっぱり。そして…、キーボードを打ちながらの高井戸とパソコン画面を見て、みな口々に、「凄っ。まるでドラマか映画。」生野も、「ん~~。何処をどう、操作すれば、ここまで…。……
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