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- 東洋医学で「治る」とは? 螺旋階段を上るように、一歩ずつ確かな回復へ。
- 東洋医学で「治る」とは? 螺旋階段を上るように、一歩ずつ確かな回復へ 漢方薬局でお客様のお話を伺っていると、「病気が治る」というお考えは、本当に人それぞれだと感じます。 多くの方が「症状がなくなること」を「治る」と捉えがちなのかもしれませんね。 しかし、世の中には、なかなか改善…
こころと身体のブログ3 -
- しあわせは食べて寝て待て、膠原病と東洋医学
- TVドラマ『しあわせは食べて寝て待て』は、水凪トリさんの同名漫画が原作ですね。 作者ご自身も、ドラマの主人公と同じ「膠原病」とのこと。日々の生活に薬膳を取り入れ、実践することで体調が改善されたというお話、とても勇気づけられます😊 膠原病は、人によって症状は様々です。私も膠原病を…
こころと身体のブログ3 -
- 梅雨の時期は、体の中からスッキリ!旬のトウモロコシの恵み
- じめじめとした梅雨の季節が近づいてきましたね。 漢方薬局にいらっしゃるお客様を見ていると、この時期はなんだか身体が重だるい、胃腸の調子が優れないという方が多いように感じます。 東洋医学では、私たちの体は「五臓」という5つの臓器がバランスを取り合って機能していると考えられています…
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- 汗は“経絡をひらくカギ”
- 立夏を迎えて、いよいよ「夏」へ!春の土用が明けて、5月5日に暦の上ではもう夏、立夏を迎えましたね。昔の中国の知恵が詰まった『素問・四気調神大論』という書物には、夏の過ごし方について、こんな風に書かれています。 夏の心地よい過ごし方 太陽とともに生活リズムを整えましょう。 日の入…
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- 土用ってなに?東洋医学からみる“季節の谷間”の養生法
- ☀️ 土用とは?「土用(どよう)」とは、立春・立夏・立秋・立冬の前、約18日間を指します。つまり、1年に4回ある「季節と季節のつなぎ目」です。東洋医学では、自然界のすべてのものを「木・火・土・金・水」の五つの要素(五行)に分類して、季節の流れを読み解いていきます。春:肝(かん)…
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- 春の食養生には「香味野菜」がおすすめ
- 🌿東洋医学で見る、春のからだと食べ物の関係 東洋医学では、春は「肝(かん)」が活発に働く季節とされています。肝は、気(エネルギー)や血の巡りをコントロールし、自律神経のバランスにも関わる大切な臓器です。 🍋肝を助ける味は「酸味」…だけど?五行説によれば、肝の働きを高める味は「酸…
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- 春になると、なんだか落ち着かないのは何故?
- 春先になると、「眠りが浅い」「体がだるい」「気持ちが不安定になる」など、ちょっとした不調を感じることってありませんか?それは、春という季節に体がしっかりと反応している証拠です😊 ヒトの皮膚の表面には、「経絡(けいらく)」という気(エネルギー)の流れがあります。この気の流れは1日…
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- 胃腸が丈夫なら「後天の気」が造り出せます
- ヒトは、食べ物と呼吸によって新しい気(後天の気)を創り出しながら、日々の生命活動エネルギーとして、余分な気を体外へ排出しています。 この「後天の気」を創り出す大本は、五臓六腑の脾(胃腸)です。 では、脾はどんな時に調子を崩してしまうのか?それは、何かを思い悩み、考え過ぎてしまっ…
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- 余分な刺激の排出は、脳の機能を正常に保つため
- 東洋医学では、病が皮膚の浅い領域から深い領域へ、時間をおって、だんだんと進行していくと考えられています。 身体とこころの「表の機能」が正常だと、身体と外界の接点である皮膚の上で、外からの刺激を受け、要らない余分な刺激(邪気)をどんどん外界へ排出しようとします。 風邪など感染症に…
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- 鳥肌が立つ:経脈が外界から気を取り入れたくないときです
- 経脈は皮膚上にあって外界から気を取り入れ、全身に巡らし、身体内を巡る血と水をコントロールしています。 「鳥肌が立つ」のは、寒さを感じたときや、恐怖を感じたとき、何かに感動したとき、とても嬉しかったり、悲しかったり、何かの感情がもりあがったときなど… 「鳥肌が立つ」のは、皮膚にあ…
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- 子午流注:十二経脈は2時間ごとに主役が入れ替わります
- 子午流注(しごるちゅう)の「子午(しご)」とは、24時間を12等分し、2時間ごとに区切った時間のことで、「流注(るちゅう)」とは、“気が流れ注ぐ”という意味です。 2時間ごとに、対応する十二経脈が決まっていて、各経脈が活発に動く時間帯が決まっているのですね。 皮膚の外側を走る経…
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- ツボ押しは症状改善に役にたつ?
- 身体を縦横にめぐる経絡は、身体を縦方向に流れる「経脈(けいみゃく)」と、これらを横方向につなげる「絡脈(らくみゃく)」とに分かれています。 絡脈は、主要幹線道路である十二経脈をつなげて、それらを調整する役割をもった、言わば一般道路と言われています。 体表をめぐる経絡の「気の流れ…
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- 更年期になると「気の回転力」は落ちてくる
- 任脈は身体の中心部の前面(裏)にあり、督脈は背中の後面(表)にあります。 中高年以降は加齢と共に、任脈・督脈の「気の回転力」が落ちてくるのは当然というより、必然ですね😞 「気」は、裏から表へ、身体の前面(お腹側)から後面(背中側)を巡ります。 この勢いは、加齢によって更年期以降…
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- 初潮と、天癸(てんき)至る
- 中国最古の医学書といわれる『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』には、人が生まれてから、どのように成長し、加齢と共に衰えていくのか、黄帝と岐伯との問答形式によって、記されています。 「人が年老いてくると、子供を生むことができなくなるのは、子だねをつかい果たしたためか?それと…
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- 鍼灸と湯液(薬草)の治療が、二つに分かれてしまったメリット・デメリット
- 私は薬剤師&心理士で、鍼灸を直接学んできた訳ではないので、経脈や経穴(ツボ)については、あまり詳しくはありません。 でも、経脈の役割や働きについては、臨床上、とても興味深く感じています😊 いくら漢方薬で内側から気血水を補ったり、要らない余剰の気血水を体外へ排出して、五臓六腑を整…
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- 経脈が皮膚の外側にある理由
- 比較的健康な人が、ある日突然、発疹が何箇所かにできたとなると、通常、その部位に軟膏などを塗って、速やかに治すことができます。 しかし漢方医学では、湿疹がでたとき、一律に速やかに押さえ込む症状とは捉えずに、生体の好転反応と捉えることもあります。 なぜならば、生体の防御反応の一つと…
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- 経穴(ツボ)の瘢痕・癒着は、どのように生じてしまうのか?
- 経穴(ツボ)の瘢痕や癒着について、いろいろな立場の方(医師、整体師、針灸師、薬剤師など)が、書籍や論文などで言及しています。 ツボの瘢痕や癒着がどのように生じてしまうのか?ということについては、事故や外傷による器質の損傷だけでなく、「子供の頃に、鉛筆の芯がささったままで、皮膚の…
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- 皮膚上の瘢痕が経絡の気の流れを阻害する?
- 今、風邪やインフルエンザA型が流行っていますね。漢方薬局に来られる方々の中にも、年末年始は風邪でダウンしていた、とおっしゃる方が多いです😥 自然界の六邪(風・寒・暑・湿・燥・熱)の一つである風邪(ふうじゃ)は、最初に、背中の風門(ふうもん)というツボから体内に侵入することによっ…
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- フラッシュバックと回避症状
- フラッシュバック(再体験症状)は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の一つの症状ですが、他の特徴的な症状として、回避があります。 これは、トラウマに関連がありそうな場所、人物、ものごとを可能なかぎり避けようとするもので、辛すぎる体験から自分自身を守るための、ごく自然な当たり前の…
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- フラッシュバックと気の流れ
- 近年、医療施設だけでなく、養護施設や児童相談所、地域支援センターなどで、 トラウマインフォームドケア(TIC)の重要性が認識されています。 これは、支援者が日常的にトラウマについての情報・知識をもって、医療現場だけでなく、公衆衛生の立場からも、注意や配慮をもって対応にあたるとい…
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- 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?その3
- 神田橋処方をはじめ漢方薬だけで、フラッシュバックが収まってきても、それはあくまでも応急処置であって、残念ながら、そこがゴールではありません。 次の段階として、フラッシュバックとはどういうものか、どのようなメカニズムで起こってくるのか、少しでも楽になるにはどうしたら、フラッシュバ…
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- 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?(2)右脳と左脳
- 右脳が活発な人は、感覚的で直感や創造性、総合的判断力に優れ、左脳が活発な人は、分析的で言語、論理、計算などに優れていると言われています。 自分は間違いなく、右脳派なのですが、皆さんはいかがでしょうか😉 肝心なのは、左右の脳の働きのバランスがとれていることなのでしょうね。 右脳と…
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- 漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?(その1)
- 前回まで、神田橋処方について思うところを書いてみましたが、そもそも、漢方薬はフラッシュバックに効果があるのか?という疑問もあるのではないでしょうか。 答えは「ある!」です。 それは漢方薬によって、脳ばかりでなく、身体全体の「気」の流れが改善される 可能性があるからです。 恐怖や…
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- フラッシュバックと神田橋処方 (4) 四物湯(しもつとう)と血虚(けっきょ)
- 四物湯(しもつとう)は「血虚(けっきょ)」という、「血(けつ)」が不足した状態に用います。 「血虚」は、貧血とはちょっと意味合いが違っていて、血液や栄養などの物質としての身体を形作るものが不足しているため、しびれやめまい、ふらつき、動悸、不眠、皮膚の乾燥、脱毛、生理不順などの幅…
こころと身体のブログ3
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