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- 権利と責任の主体/消費者と日本経済の歴史(満薗勇) 見もの・読みもの日記
- 〇満薗勇『消費者と日本経済の歴史:高度成長から社会運動、推し活ブームまで』(中公新書) 中央公論新社 2024.8 本書は戦後日本の社会と経済の変化を消費者の姿から読み解いていく。「消費者」という言葉が学問の議論を超えて使われ始めるのは1920年代、さらに一般化するのは1960…
見もの・読みもの日記 - 権利と責任の主体/消費者と日本経済の歴史(満薗勇)
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- 2025桜を待つ 見もの・読みもの日記
- 今年の2月~3月は旅行と出張続きで、梅も桃も、おかめ桜も河津桜も見逃してしまった。そして、ソメイヨシノは例年より遅いような気がする。我が家の窓の下の大横川では、お江戸深川さくらまつりの遊覧船の運航が始まったが、まだ全く花は咲いていない。 それでも昨日から少し暖かくなったので、清…
見もの・読みもの日記 - 2025桜を待つ
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- 出会い、包み込まれるまで/アメリカ・イン・ジャパン(吉見俊哉) 見もの・読みもの日記
- 〇吉見俊哉『アメリカ・イン・ジャパン:ハーバード講義録』(岩波新書) 岩波書店 2025.1 本書は、著者がハーバード大学の客員教授として2018年春学期に行った講義「日本の中のアメリカ」を活字化したものである。ちなみに2018年は最初のトランプ政権の2年目だった。全般的には、…
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- 五大明王と襖絵の寺/大覚寺(東京国立博物館) 見もの・読みもの日記
- 〇東京国立博物館 開創1150年記念特別展『旧嵯峨御所 大覚寺-百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」(2025年1月21日~3月16日) 平安時代初期、嵯峨天皇は嵯峨に離宮・嵯峨院を造営し、空海の勧めで持仏堂に五大明王像(現存せず)を安置した。貞観18年(876)、皇女・正子内親王の…
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- 2025年3月関西:大阪市立美術館、大和文華館 見もの・読みもの日記
- ■大阪市立美術館 リニューアルオープン記念特別展『What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!』( 2025年3月1日~3月30日) 2022年春の『華風到来』展から、2年半に及ぶ休館期間を経て、リニューアルオープンを記念する特別展。施設の印象は既に書いたので、本…
見もの・読みもの日記 - 2025年3月関西:大阪市立美術館、大和文華館
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- 2025年3月大阪市立美術館リニューアル 見もの・読みもの日記
- 水曜の午後から金曜まで広島出張の仕事が入っていたので、私費で1泊付け足して、大阪と奈良でちょっとだけのんびりしてきた。大阪のお目当ては、大阪市立美術館のリニューアルオープン展。展示の参観レポートは別に書くとして、まずは施設情報から。外観は基本的に変わっていないが、大階段の横に新…
見もの・読みもの日記 - 2025年3月大阪市立美術館リニューアル
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- アイスショー”notte stellata 2025”2日目リハ見学、千秋楽ライビュ 見もの・読みもの日記
- 〇羽生結弦 notte stellata 2025リハーサル見学(3月8日、14:10~);ライブビューイング(3月9日、16:00~、TOHOシネマズ日比谷) アイスショー”notte stellata 2025"の話を続ける。2日目は、初体験の「リハーサル見学」に出かけ、早…
見もの・読みもの日記 - アイスショー”notte stellata 2025”2日目リハ見学、千秋楽ライビュ
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- アイスショー”notte stellata 2025”初日公演 見もの・読みもの日記
- 〇羽生結弦 notte stellata 2025(2025年3月7日、16:00~) 昨年に続いて、羽生くんが座長をつとめるアイスショーnotte stellataを見て来た。今年のスペシャルゲストは野村萬斎さんと聞いて、絶対チケットを取るぞと意気込んだが、結局、倍率の低い金…
見もの・読みもの日記 - アイスショー”notte stellata 2025”初日公演
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- 2025年3月仙台食べたもの 見もの・読みもの日記
- 去年に続いて今年も、アイスショー「羽生結弦notte stellata 2025」を見て来た。野村萬斎×羽生結弦のコラボは、凄いことになるに違いないという期待があったけれど、初日、何も情報のない状態で見た公演は、期待を軽々と超えて、歴史的瞬間に立ち会ったとしか言いようのない衝撃…
見もの・読みもの日記 - 2025年3月仙台食べたもの
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- 地域史の証言/慶珊寺と富岡八幡宮の名宝(金沢文庫) 見もの・読みもの日記
- 〇神奈川県立金沢文庫 特別展『慶珊寺と富岡八幡宮の名宝-『大般若経』が語る中世東国史-』(2025年2月7日~3月23日) 横浜市金沢区に位置する富岡八幡宮と、その別当寺であった慶珊寺(けいさんじ)に関する特別展。東京下町の住人としては、富岡八幡宮と聞けば深川の八幡様しか思い浮…
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- 樹木の精霊たち/魂を込めた円空仏(三井記念美術館) 見もの・読みもの日記
- 〇三井記念美術館 特別展『魂を込めた円空仏-飛騨・千光寺を中心にして-』(2025年2月1日~3月30日) 江戸時代前期に日本各地を修行し、木肌とノミ痕を活かした現代彫刻にも通ずる独特の神仏像を残した円空(1632-1695)は、晩年を飛騨で過ごし、千光寺をはじめ近隣地区で多く…
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- 今年も陶芸と刀/中国の陶芸展(五島美術館) 見もの・読みもの日記
- 〇五島美術館 館蔵『中国の陶芸展』(2025年2月22日~3月30日) 漢時代から明・清時代にわたる館蔵の中国陶磁器コレクション約60点を展観する。同館は、この数年、春先は『中国の陶芸展』というスケジュールが定着しているようだ。私は昨年は見逃したが、一昨年は見ている。特に新しい…
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- 凶悪犯との長い戦い/中華ドラマ『漂白』 見もの・読みもの日記
- 〇『漂白』全14集(愛奇藝、2025年) かなりグロテスクで陰惨な犯罪事件を扱ったドラマなので、万人にお薦めはできないが、私はハマって見てしまった。2002年、雪城市(架空の市、北国っぽい)で猟奇的な殺人事件が発覚する。集合住宅の排水口から発見された人間の遺体の一部。駆けつけた…
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- 歴史画いろいろ/武士の姿・武士の魂(大倉集古館) 見もの・読みもの日記
- 〇大倉集古館 企画展『武士の姿・武士の魂』(2025年1月28日~3月23日) 本展第1章では江戸時代から昭和にかけて武士の姿を描いた作品と、霊威をもち武士の魂として大切にされてきた刀剣を展示、第2章では、武力や権力の象徴であり、威信財でもある鷹を描いた作品を取り上げ、鷹図が武…
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- 東京長浜観音堂フィナーレイベント(東博) 見もの・読みもの日記
- 〇東京国立博物館・平成館大講堂 東京長浜観音堂フィナーレイベント『びわ湖・長浜の観音文化~これからもまもりつづけるために~』(2025年2月22日、13:00~16:00) 長浜市内の観音像の展示を行ってきた「東京長浜観音堂」の閉館(2024年12月1日)に伴うフィナーレイベン…
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- 2025年2月:大雪の金沢散歩 見もの・読みもの日記
- 2泊3日の金沢出張に行ってきた。去年の同じ時期は兼六園で梅が咲いていたと記憶しているのだが、今年は大雪。最終日の昨日の朝は、少し自由時間があったので、駅周辺を歩いてみたが、近江市場の入口もこんな感じ。 ここは照円寺(金沢市笠市町)。府中市美術館の春の江戸絵画まつり2024『ほと…
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- 花木とともに/花器のある風景(泉屋博古館東京) 見もの・読みもの日記
- 〇泉屋博古館東京 企画展『花器のある風景』(2025年1月25日~3月16日) 住友コレクションから花器と、花器が描かれた絵画を紹介し、同時開催として、 華道家・大郷理明氏より寄贈された花器コレクションも展示する。ちょっと珍しい視点の展覧会だけど、果たして楽しめるかな?と半信半…
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- 台湾旅行2025【3日日/最終日】保安宮、龍山寺、迪化街 見もの・読みもの日記
- 最終日2月10日は月曜日で、博物館や美術館などの公共施設はお休みが多いので、寺廟めぐりと街歩きに当てることにした。MRT圓山駅から歩いて台北孔子廟に向かうと、やがて「万仞宮牆」と呼ばれる赤くて高い壁が見えてくる。 ■台北孔子廟(台北市大同区大龍街) 壁を回り込むと「黌門(こうも…
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- 台湾旅行2025【2日日】中研院歴史文物陳列館、行天宮 見もの・読みもの日記
- ■中央研究院歴史言語研究所 歴史文物陳列館(台北市南港区中研路) 故宮博物院からの移動は所要1時間くらいで、13:30には歴史文物陳列館に到着することができた。冷たい小雨がパラパラ降り始めていたので、急いで館内に駆け込む。エントランスに大勢の参観客が溜まっていたが、ここは無料と…
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- 台湾旅行2025【2日日】国立故宮博物院(続き) 見もの・読みもの日記
- ■国立故宮博物院(台北市士林区至善路) 【202,210,212室】「心を伝える書と絵-書画に見える人情味」(2025年1月10日~4月13日)品物や風景に託した思い、旅立ちや長寿の祝いなど、気持ちの伝達を中心に文字や絵画で心情を表現した書画作品を展示する。 明・張宏の『石屑山…
見もの・読みもの日記 - 台湾旅行2025【2日日】国立故宮博物院(続き)
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- 台湾旅行2025【2日日】国立故宮博物院 見もの・読みもの日記
- 今回の台湾旅行では、行きたい博物館が3つ(国立歴史博物館、国立故宮博物院、中央研究院歴史文物陳列館)あって、当初は1日1ヶ所を予定していた。ところが出発直前になって、3日目の月曜日は全て休館であることを発見(故宮博物院は無休かと思っていた)。どこか1ヶ所あきらめようとも考えたが…
見もの・読みもの日記 - 台湾旅行2025【2日日】国立故宮博物院
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- 台湾旅行2025【初日】国立歴史博物館、台北植物園、中壢 見もの・読みもの日記
- 久しぶりに2泊3日の弾丸台湾旅行に行ってきた。年末年始にも検討していたのだが、安いツアーが見つからなくて断念。この時期、ようやく航空券とホテルで15万円を切る設定ができたので、決行することにした。 2月8日(土)は早朝5時起き、羽田発7:55の中華航空便で台北松山空港へ向かった…
見もの・読みもの日記 - 台湾旅行2025【初日】国立歴史博物館、台北植物園、中壢
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- 台湾旅行2025【食べたもの】 見もの・読みもの日記
- 2月8日から10日まで2泊3日の台湾旅行に行ってきた。私の最後の海外旅行は、コロナ禍直前の2020年正月の台湾旅行だったので、それから5年ぶりである。見てきたもののレポートはこれからゆっくり書くとして、まずは食べたもの。 今回、基本的には一人旅を計画したのだが、むかし仕事でお世…
見もの・読みもの日記 - 台湾旅行2025【食べたもの】
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- 珠玉のコレクション再び/少女たち(三鷹市美術ギャラリー) 見もの・読みもの日記
- 〇三鷹市美術ギャラリー 『発掘された珠玉の名品 少女たち-夢と希望・そのはざまで- 星野画廊コレクションより』(2024年 12月14日~2025年 3月2日) 京都・岡崎の神宮道の「星野画廊」は、画家の名前にとらわれず、埋もれていた優品を数多く発掘してきた老舗画廊。本展は、そ…
見もの・読みもの日記 - 珠玉のコレクション再び/少女たち(三鷹市美術ギャラリー)
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- 悪の帝国像を忘れて/帝国で読み解く近現代史(岡本隆司、君塚直隆) 見もの・読みもの日記
- 〇岡本隆司、君塚直隆『帝国で読み解く近現代史』(中公新書ラクレ) 中央公論新社 2014.12 「帝国」をキーワードに近現代史(18世紀~現代)を捉え直してみようという対談。ヨーロッパ国際政治史の君塚先生も中国史の岡本先生も大好きなので、わくわくしながら読んだ。はじめに岡本先生…
見もの・読みもの日記 - 悪の帝国像を忘れて/帝国で読み解く近現代史(岡本隆司、君塚直隆)
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- 2025年1月展覧会拾遺 見もの・読みもの日記
- ■台東区立書道博物館 東京国立博物館・台東区立書道博物館連携企画『拓本のたのしみ-王羲之と欧陽詢-』(2025年1月4日~3月16日) この年末年始は、三井記念美術館の『唐(から)ごのみ』展で弾みがついて、東博→書道博物館と拓本を眺めてまわった。本展は、石碑が亡失した天下の孤本…
見もの・読みもの日記 - 2025年1月展覧会拾遺
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- 北宋ミステリー画巻/中華ドラマ『清明上河図密碼』 見もの・読みもの日記
- 〇『清明上河図密碼』全26集(中央電視台、優酷、2024年) 北宋の都・開封の賑わいを描いた画巻『清明上河図』をモチーフにしたミステリー時代劇。画巻の作者として知られる張択端も劇中に登場する。主人公は大理寺の下級官吏の趙不尤。父親の趙離、弟の墨児、妹の弁児、そして妻の温悦と仲良…
見もの・読みもの日記 - 北宋ミステリー画巻/中華ドラマ『清明上河図密碼』
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- 道教の神様たち/博物館に初もうで+常設展(東京国立博物館) 見もの・読みもの日記
- 〇東京国立博物館 特集『博物館に初もうで-ヘビ~なパワ~を巳(み)たいの蛇(じゃ)!-』(2025年1月2日~1月26日) 1月も最終日となってしまったが、新年の東博初参観の記事をまだ書いていなかったので書いておく。今年は京博の『巳づくし』展が先になって、そのあと、東博を見に行…
見もの・読みもの日記 - 道教の神様たち/博物館に初もうで+常設展(東京国立博物館)
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- あれもこれも盛りだくさん/HAPPYな日本美術(山種美術館) 見もの・読みもの日記
- 〇山種美術館 特別展『HAPPYな日本美術-伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ-』(2024年12月14日~2025年2月24日) 山種美術館の新春企画は、いつもお正月らしい華やかな気分を味わうことができるので、毎年、楽しみにしている。今年は、長寿や子宝、富や繁栄など、人々の願い…
見もの・読みもの日記 - あれもこれも盛りだくさん/HAPPYな日本美術(山種美術館)
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- 公設浴場の普及/風呂と愛国(川端美季) 見もの・読みもの日記
- 〇川端美季『風呂と愛国:「清潔な国民」はいかに生まれたか』(NHK出版新書) NHK出版 2024.10 「まえがき」に言う。現代に暮らす日本人の多くは、毎日風呂に入るのが当たり前だと思っている。しかしいつから私たちは毎日風呂に入るのが「当たり前」だと思うようになったのだろうか…
見もの・読みもの日記 - 公設浴場の普及/風呂と愛国(川端美季)
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