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- 登録ID
- 1955608
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- タイトル
象が転んだ
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- 紹介文
- たかがブロク、されどブロク。
記事一覧
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- 「バナッハ-タルスキーの逆理」の証明(完結編)〜トリックとパラドクスは数学の上に卵を生む
- ”1つのリンゴを5等分し、それらを寄せ集め、ジグゾーパズルを組み立てる感覚で同じ形の同じ大きさのリンゴを2つ作り出すなんて・・何もないものから何かを作り出す様なもんでしょ?そんなバカな・・” 大学院生の1人が呟いた。 教授は”いいかい、これはよくある話なんだ。非可測集合や選択公…
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- もっと美人に生まれてれば・・・〜女優・永野芽郁のケース
- Gooニュースでは、連日の様に彼女の不倫に関する記事がウザい程に流れてくる。大谷がいくら派手な活躍をしようと、トップを飾るのは女優の永野芽郁である。 かつて、パリのコンコルド広場で行われたルイ16世の公開処刑の様でもあるが、今回はギロチンを落とす処刑人がいない。 事実、永野芽郁…
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- 確率論と違法賭博の密な関係〜合法と違法の間で踊らされる大衆の愚かさ
- 欧州で若者を餌食にするとして社会問題化しているスポーツ賭博だが、各国政府やEUに働きかけ、急成長する賭博サイトの巧妙な手口と有効な規制がされてないのが実態である。 日本でも注目を集めるスポーツ賭博は、EUの規制緩和やスマホの普及などで欧州では20年で4000%にまで成長。EU各…
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- カリスマと精神異常〜”一流の狂気”がもたらす独裁と混乱の世界
- ”カリスマ”といえば、様々な著名人や有名人を思い出すけど、最初にピンとくるのが戦後の昭和時代のプロレスを牽引した力道山である。当時はカリスマっていう言葉がなかったから、”力道山=カリスマ”って持て囃される事はなかったが、その力道山に比べれば、カリスマ的名言を多く残したアントニオ…
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- 井上が大場に勝てないその理由・・・
- 井上が強いのか?相手が弱いのか? 王者と同級1位の対戦にしては、力の差があり過ぎるカードである。昔で言えば、まるで東洋太平洋と日本ランカーの前座の試合を見てるようであった。 だが、肝心の試合は相手のカルデナスが大化けしてくれた事で、ソコソコは盛り上がった気もする。それでも、この…
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- ”積分論は難しい”と嘆く日本人へ(その6)〜ルベーグ測度と測度論の違い
- 前回「その5」では、ルベーグ積分のアイデアを再検証しましたが、リーマン積分では、x軸上の区間[0,1]をn個に分割し、n→∞とした時の微小区間dxとそれに対応するf(x)を掛けた長方形の面積f(x)dxを全て足し合わせ、面積を近似しました。 一方、ルベーグ積分では定義域[0,1…
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- GWと、今どきの冷凍ハンバーグ
- 折角のGWというのに、裏庭の草むしり以外何もする事がなく、例年のGW同様に無機質で怠惰な日々が続くが、よく利用する業務用スーパーには”はま寿司”が隣接し、週末になると多くの客で賑わう。 私も寿司は好きだが、出掛けてまでも食おうとは思わんし、どうせお酒が呑めないのだから、食事の楽…
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- ケプラーに乾杯を・・・幸運と不運と苦難が生み出した天空の”力”の3法則
- 「ティコに祝杯を・・」では、補足という形で簡単にケプラーの生涯を紹介しましたが、これだけではとても語り尽くせるものではないので、私が学生時代に読んだ「ケプラーの夢」や「ヨハネス・ケプラー、近代宇宙観の夜明け」(アーサー・ケストラー著)その他を参考に、少し掘り込んで纏めたいと思い…
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- このハゲ爺、狂暴につき・・
- トランプ米大統領の2期目就任から100日が経過した。 CNNの新たな世論調査(4/29)では、米国民は政治の現状に”いら立ちと失望を募らせ、怒りを強めている”との実態が浮かび上がる。 共和党指導部に対する支持率は大きく低迷し、民主党の状況は更に深刻で、一般党員の見方も益々悪化し…
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- 裏庭の草むしりとBluetoothキーボード
- 「タッチパット付きキーボード」でも紹介した400-SKB071(サンワサプライ製)だが、ほぼ未使用品という事でとても気に入ってたが、1年ほど経った時にコーヒーをこぼして漏電させ、乾かし方を間違えたせいか、それ以降使えなくなった。 更にその半年後、BSKBB318BK(バッファロ…
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- 日本人と猿の違い”後半”〜「人類の起源」に見るホモサピエンスの未来
- ”最初の人類はアウストラロピテクスじゃないの?”と思ってるアナタ、その常識は30年も前の古いものかもです。 「前回」でも述べた様に、古代ゲノム解析の大きな進歩により、”人類の起源”の常識が大きく覆されそうとしてる。事実、アウストラロピテクス属のずっと前に、初期の猿人が存在してた…
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- 「バナッハ-タスルキーの逆理」に見る、人生の選択の難しさと人生の期待値
- ”ある男は分散攻撃という巧妙な戦術を思いついた。それは、滅多に人が踏み込まない地点に狙いを定めたのだが、不気味な荒涼たる谷間だった。ところが、まさに同一の戦術をビーバーが既に思いついていたし、選んだ地点も同じだった”(「ルイス・キャロル詩集」より) 「眠れぬ夜の確率論」の著者・…
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- もっとティコに祝杯を・・・ケプラーやガリレオやニュートンの先には彼がいた
- ティコ・ブラーエ(1546-1601)は、言わずと知れたケプラーやガリレオの先人にあたる優れた観測天文学者だが、彼はケプラーに膨大な惑星観測データを提供したという脇役の存在であり、決して主役 として日の目を浴びる事はない。 しかし、ティコが遺した観測データが天文学に与えた影響力…
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- 備蓄米放出でもコメ価格は高騰〜農水省の愚策と農協救済の奇妙なカラクリ
- 新米が出回ってもコメの価格は高止まりのままだ。日本政府は備蓄米の放出を決めたが、大方の予想通り、コメ価格の高騰は収まりそうにもない。 事実、江藤農林水産相は22日の会見で”責任を重く感じているし、申し訳ないと思っている”と謝罪し、価格が下がらない原因を流通の混乱に押し付けた。 …
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- 数学は偶然の上に卵を生む(その5)〜ヤコブ・ベルヌーイの確率論と推測法
- 前回「その4」では、”パスカルの賭け”を中心に述べましたが、39歳という短い生涯を”パスカルの原理”に基づくランダムネスの確率の計算に捧げただけでなく、確率論の中核をなす期待値の概念である”勝ち点問題”にも大きな影響を及ぼしました。 例えば、ワールドシリーズの7試合制での勝敗の…
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- 闇バイトに群がる若者〜善人たちとの悪の連鎖に思う
- 普段は地上波のドラマなんて見ない私だが、今年の秋ドラマ「3000万」(NHK)は、微妙にだが興味深く思えた。 大まかな展開として、コールセンターの派遣社員として働く佐々木祐子(安達祐実)だが、元ミュージシャンの夫は真面目に働こうとはしない。カツカツな生活を送る一家はある日、強盗…
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- 運転免許証からマイナ免許証ヘ〜マイナポータル連携の怪しい罠
- 今回は、新たに今年3月末から始まる運転免許証とマイナカードを一体化する”マイナ免許証”への更新という事もあり、試験場に前もって電話で確認した時は、”2〜3時間待ちは覚悟しといた方がいい”との事だった。 だが、ド田舎にある筑後試験場は唯でさえよく混むので、余計にイヤな予感がした。…
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- 数学者の”贈る言葉”〜東大の入学式祝辞もまんざら悪くない
- 「コールガール〜私は・・」でも書かれてる様に、米ハーバード大学院の入学式では開口一番に”今あなた方がやるべき事はまず、横にいる人を蹴落とす事だ”と、学長からの祝辞を贈られるそうだ。 ま、この時点で、この大学の悲しい運命と侘しい将来は決まってる様なものだが、事実、本書に登場する著…
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- 金持ちなのに頭が悪いのは・・?〜”まぐれ”が理解できない人間の愚かさ(その3)
- 前回「その2」では、「はじめに(=知識を真に受けてはいけない)」と、その後に続く「プロローグ(=雲に浮かんだモスク)」を中心に纏めました。結論から言えば、一時的な投資家の成功は”単に運がいいだけ”であり、偶然についたインクの染みを”雲に浮かんだモスク”と勘違いする詩人の愚かさに…
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- 東大医学部がAIに屈する日〜”AIが東大理科3類に合格”の真相と現実
- AIに2025年実施の東大の入学試験問題を解かせると、主に医学部に進学する”最難関の理科3類の合格水準に達した”とAIベンチャーのライフプロンプトが5日、明らかにした。 このAIは合格最低点を上回り、AIの能力を裏付けるものだ。2次試験では英語が得意だったが、数学や国語に弱点が…
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- 眠れぬ夜のルベーグ積分論〜”積分論は難しい”と嘆く日本人へ(その5)
- 前回までのおさらい 前々回「その3」では、確率論と測度論(積分論)の関係について述べましたが、ルベーグ積分では測度を使って積分値が求まる為に”積分と測度は同じ概念”とも言える。 また、確率論とルベーグ積分論はどちらも測度論という分野に属するが、最後に確率と積分の違いを簡単に言え…
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- いま、業務用スーパーが微妙に安い・・
- ネット上では、コストコとよく比較される業務用スーパーだが、今まで毎日の様に利用していたトライアルやコスモスと比べても、そこそこ安い。 特に、野菜が安いのは大助かりである。 典型の家呑み、いや晩酌派なので、肉と野菜は健康を維持する為の生命線となるが、肉はともかく野菜の価格高騰には…
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- 隣組壊滅へ向けて〜老害は死なずただ消えゆくのみ・・
- 「隣組の崩壊・・」の続きになるが、前番の人から”隣組の当番と言っても、基本的には回覧板の配布と一部仏事の集金だけですから・・”と、簡単な役割表を渡された時に断ってもと思ったが、困った風の相手の事情を考え、一応は受け取った。 その後、年明けのお宮掃除をあえて欠席し、同じ前番の人が…
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- 成功は思うより偶然に依存する〜”まぐれ”が理解できない人間の愚かさ(その2)
- 前回「その1」では、「まぐれ~投資家はなぜ運を実力と勘違いするのか」の大まかな流れと著者タレブ氏の概略と翻訳者望月氏のコメントを長々とですが、紹介しました。 レバノン内戦を潜り抜けて育ったタレブ氏だが、グレアム・グリーン(英、1904-91)に影響を受け、文学に大きく傾斜するき…
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- まるで、インド版”燃えよドラゴン”・・「モンキーマン」が放つ、猿男の”怒りの鉄拳”
- 展開としては、単純な復讐もの系で、終始殴るか蹴るか刺すかの血みどろの描写がメインである。 舞台がインドなので、てっきり映画大国インドの作品だと思いきや、製作はユニバーサル・ピクチャーズ(米)で、アクションは「ジョンウィック」シリーズのスタッフ陣で固めている。但し、コロナ渦の影響…
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- ”まぐれ”が理解できない人間の愚かさ(その1)〜なぜ運は努力や実力にも勝るのか
- 「ミール博士の検証」でも少し触れましたが、「まぐれ~投資家はなぜ運を実力と勘違いするのか」の原書「Fooled by Randomness:The Hidden Role of Chance in Life and in the Markets」は2001年に出版された。 直訳…
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- ミール博士の検証〜高学歴や派手な肩書きの専門バカほど無知から学ばない
- 半世紀前に、専門家たちが過去の失敗から学ばないという現象を真剣に研究した学者たちがいた。 例えば、”医者が自らが何をわかってないかをわかってない、又はそれをわかろうとしないという2つの致命的な問題がある”と、ミール(Meehl)は元の論文(1954)でこの問題を次の様に紹介した…
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- パスカルの賭けからベルヌーイの法則へ〜数学は偶然の上に卵を生む(その4)
- 前回「その3」では、パスカルの”勝ち点問題”を中心に述べました。 そこで、前回までのおさらいを大まかにしますが、今日の統計学には欠かせない”標本空間”の考え方は、生まれつき根っからのギャンブラーであり、現役の医者で天才数学者でもあるカルダーノによってもたらされた。また、ガリレオ…
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- 重力は誰が発見した?〜ニュートンか、ガリレオか、ケプラーか・・それとも
- 巷で(もないが)よく言われるのは、ガリレオが重力による落下運動の法則を明らかにし、(ガリレオが死んだその年に生まれた)ニュートンがその重力があらゆる物体に働く力(=万有引力)である事を数学(微積分)を使って証明した・・というものである。 確かにこれは正しい。が厳密に言えばだが、…
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- 不思議な世界の確率論〜”積分論は難しい”と嘆く日本人へ”その4”
- 前回「その3」では、確率論と測度論(積分論)の関係について述べましたが、ルベーグ積分では測度を使って積分が求まる事から”積分と測度は同じ概念”とも言えます。 今では、ルベーグ積分論を測度論とみなす事で、確率論や金融工学などの分野でも大きく飛躍し、特に、現代の高度な確率論を(確率…
象が転んだ
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